元旦は、魔法の日ではない。ただ「やるべきこと」
明けましておめでとうございます ……
正直なところ、私にとって元旦は特別な日ではありません。
こういうことを言うと批判されるかもしれませんが、 私にとっては大晦日の次の日、
ただの「昨日からの続き」という認識です。
年が明けたからといって、急に何かが魔法のように変わるわけではありません。
棚からぼたもちが落ちてくる日でもなければ、一発逆転が起きる日でもない。
本当に大切なのは、今日という1日ではなく、「それ以外の364日」をどう過ごしてきたかです。
日々の地味な鍛錬。 誰にも見られない積み重ね。
それをしてこなかった人にとって、
お正月はただカレンダーが変わるだけの「祭りごと」で終わってしまいます。 盛り上がって終わり。
中身は何も変わっていない。
けれど、364日を積み重ねてきた人にとっては、 今日も変わらない「大切な一日」です。
魔法なんて起きない。あるのは、昨日までの確かな続きだけ。
だから私は、今日も淡々と体を動かします。
これは「自分の体型維持」や「自分が楽しむため」ではありません。
「この動きは、あの選手に必要なのか?」
「このトレーニングは、動作に繋がるのか?」
「それが誰かのために必要な動きなのか?」
私の行動基準はシンプルです。
自分がやりたいかどうかではなく、
「これは誰かの役に立つのか」 「今、求められていることは何か」。
ただそれだけを考えて動いています。
ただ、この使命を全うするのは、たまに孤独な作業な時もあります。
「これで本当に正しいのか?」 常に自問自答し、
答えの分からない問題を永遠に解き続けているような感覚です。
私は選手に感情移入し、その選手に必要な動きを自分の体に移して、
必死にメニューを考えます。 そこに対する「見返り」は、金銭ではありません。
「その選手の体が変化したこと」 「試合で結果が出たこと」
それだけです。
だからこそ、コミュニケーションが取れないと辛い。
私は魔法使いではないので、心の中までは読めません。
「調子が悪い」「ここが痛い」 「この動きを改善したい」
そういった連絡をくれる選手には、全力で応えられます。
逆に、何も言ってこない選手には、どうしても力の注ぎ方が難しくなってしまう。
そこで私が、手取り足取りご機嫌をとって、モチベーションを上げるようなことはしません。
厳しいことを言いますが、
「やる気を出させること」は私の仕事ではありません。
それは選手自身が持ってくるべきものです。
私が本来注力したいのは、モチベーション管理ではなく、純粋な「技術」の提供だからです。
それでも、私は関わった選手やクライアント、
そしてジムに来てくれるすべての人の人生が、少しでも良い方向に変わってほしいと願っています。
そのためには、嫌われても言わなきゃいけないことがあるし、元旦だろうと休まず動き続けなきゃいけない。
華やかな新年の挨拶は苦手ですが、今年も私は変わらず、地味で泥臭い「やるべきこと」を淡々と続けていきます。
本年も、TASHIRO CLUBgymをよろしくお願いいたします。

