嬉しい報告があります。

私がトレーニング指導に入らせてもらっている飯塚高校女子バレー部が、

県大会の初戦を見事に突破しました!

次は、今度の土曜日に行われる2回戦です。

この一勝の背景には、語り尽くせないドラマがあります。

私が指導に入ってからの約3年間、

悔しい思いをしながらも地道に努力を積み重ねてきたOG(卒業生)たちの「タスキ」が、

ようやく今の選手たちに繋がり、形となって現れました。

そして、このチームにとって「宝」とも言えるのが、

チームを率いる 濵田(旧姓 中西)千枝子監督(コートネーム:ピットさん)の存在です。

ピット監督は、かつて実業団のユニチカで活躍し、

高校時代(博多女子商)にはインターハイ優勝、

そして

オリンピック(バルセロナ・アトランタ)にも出場した伝説的なトップアスリートです。

ピットさんとお話しさせていただくと、

いつもその「思考の深さ」に圧倒されます。

それはやはり、司令塔である「セッター」出身ならではの視点です。

「常に先の状況を意識し、計算し、考えること」

「熱くなっているコートの中にいながら、常に『外からの目(客観的な視点)』を持ち続けること」

試合の流れだけでなく、選手の心の動きや、

チームの数ヶ月先の成長曲線までも「予見」し、「計算」して指導されているのが分かります。

だからこそ、バレーボールの技術だけでなく、

「道具の出し方」「靴の揃え方」「日常の些細な立ち振る舞い」 といった細部にも、

驚くほど敏感に反応されます。

「今のその行動が、試合の土壇場でどう出るか」

という先が見えているからこそ、妥協がないのです。

かつて「反骨心」を原動力に、

答えのない時代を自らの頭と体で切り拓いてきた名セッター。

その「自ら考え、答えを掴み取る」というDNAが、

今の選手たちに確実に浸透してきました。

以前選手たちは、なんとなくメニューをこなすだけだったかもしれません。

でも今は違います。 私が話をすると、彼女たちは本当に真剣な眼差しで聞いてくれます。

「ここはどうすればいいですか?」 「この動きであっていますか?」

疑問があればすぐに質問し、

私や監督と「対話」ができるようになりました。

ピットさんが求めてきた「主体性」が、選手たちの中に育っている証拠です。

新しい動きを知ると、納得するまで何度も何度も反復し、自分のものにしようと食らいついてくる。

「名将の計算」と「選手の努力」、そして「OGの想い」。 これらが完全に噛み合った今、

飯塚高校女子バレー部は間違いなく強くなります。

これだけやってきたんだ。 世界を知るセッターが描いた設計図の中で、これだけの準備をしてきたんだ。

だから、迷うことはありません。 自信を持って戦ってください。

今度の土曜日、君たちがその力を解放する瞬間を楽しみにしています。

頑張れ!心から応援しています。

TASHIRO CLUB 田代